等価交換の落とし穴

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今日も最近はまっている漫画『鋼の錬金術師』について書いていこうと思います。

 

今回は、この漫画のテーマでもある

「等価交換」

ということについて。

 

この漫画は、錬金術が使える世界の物語で、

何かを練成するためには、「理解・分解¥・再構築」という順序を踏み、

そして、等価交換をしていく必要があるとされています。

 

等価交換については、こんな描写があります。

 

「痛みを伴わない教訓には意義がない」

「人は何かの犠牲なしに何も得る事などできないのだから」

「何かを得ようとしたら、それと同様の代価が必要」

「質量が一の物からは同じく一の物しか作れない」

 

そして、これらは、

「自然摂理の法則」

だとも表現されています。

 

僕らの人生でも、等価交換が行われているということですね。

 

何かを得ようとしたら何かを犠牲にする必要がある。

 

『鋼の錬金術師』を読もうと思ったら、

「お金」と交換をして漫画を手に入れて、

「時間」と交換をして読まなければいけない。

 

これも一種の等価交換ですね。

 

 

この法則については、すぐに理解できることだし、

漫画の中では、等価交換の法則を無視した場合、

主人公のエドとアルフォンスのように身体の一部を持っていかれたり、

「法則を破った罰」みたいなものを受けています。

 

これも僕らの生活の中ではありますよね。

 

今だったら、人口で作れるものが増えていますが、

倫理的にどうなのかとかそういった問題は絶えません。

 

 

ある一定のルールの下、何かが行われていたら、

それを大きく破るようなことがあれば、何かしらの罰を受けます。

 

だから、やっぱり等価交換。

 

何かを得るためには何かを犠牲にする。

何かを得るためには何かを提供する。

 

これが自然の摂理ですね。

 

 

 

・・・で、等価交換は「人間関係」にも当てはまります。

 

ただ、人間関係で考えるときは、

一つ注意をしないといけないことがあります。

 

それは、人間関係の場合、

すぐに与えたものと同じ質量のものが返ってくるとは限らない

ということです。

 

 

人間関係で言うと、等価交換とは「Give&Take」のこと。

 

コレをしたからアレをちょうだい。

という感じのやり取り。

 

テスト勉強手伝ったからジュース奢って。

みたいなものですね。

 

鋼の錬金術師の中では、

岩とかコンクリートといった「物」と武器のような「物」を交換するので、

目に見える形で、質量というのもわかりやすいです。

 

でも、人間関係の場合は、交換するものは「物」とは限りません。

 

 

人間関係が崩れるときは、だいたい、

「自分がこれだけやってあげたのに、何も返してくれない」

という感情が生まれたときです。

 

この気持ちが強くなっていくと、

誰かのために何かをしても意味ないんだ

と思ってしまって、価値観が曲がってしまったり、

何に対してもやる気が起きなくなったりしてしまいます。

 

 

 

人間関係の場合、

自分が誰かのためにやったことが

すぐに自分の元に返ってくるとは限りません。

 

そもそも、錬金術のように、

交換するものは「物」とは限らないので、

誰かに何かをして何かを返してもらう

ということが数字として表せるものでもありません。

 

だから、人間関係の場合は、

等価交換で考えるのはちょっと気をつけた方が良いですね。

 

 

スポーツの指導者とかだったら、

選手に対する期待が大きくなりすぎると、

選手は指導者の期待に応えることに必死になって、

いつも指導者の目を気にしてしまうなんてこともあります。

 

指導者は、

「自分が教えていることは一つの選択肢。

合うか合わないかは選手自身で試行錯誤して決めてほしい」

というスタンスで選手と接することで、良い関係を築けるようになります。

 

 

自分が何かを与えても、

それと同じものが返ってくるとは限らないし、

すぐに孵ってくるとも限らないのが人間関係です。

 

錬金術ならすぐに交換できるけど、

できないところが人間っぽさですね。

 

 

「自分は与えられるだけ与える。返ってくるかどうかは期待しない」

というスタンスを専門用語で「行為の果実を受け取らない」と呼ぶことがあります。

 

 

ということで、

今回は、「等価交換」について、

人間関係に当てはめて考えてみました。

 

また『鋼の錬金術師』の記事を書いていこうと思います。

 

ちなみに、「等価交換」については、

漫画の中でずっとテーマとして扱われているのですが、

最後の最後、最終巻にめちゃくちゃ良いシーンがあります。

 

等価交換に関連したシーン。

 

 

漫画で読んでみてください!

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