漫画『からくりサーカス』①~人形vs.人間~

漫画『からくりサーカス』を最近読んでいます。

 

この漫画の物語としては、

からくり人形を扱う「しろがね」という人物と

「マサル」という主人公の少年と、

「ナルミ」というサーカスのバイトをしている青年が

色々な境遇と現状を踏まえて交錯していくというものです。

 

まぁ説明としてはこれくらいしか説明できなくて、

ネタバレになるから話せないとかそういうレベルじゃなくて、

なんというか、説明できない物語です。

 

だから、とにかく読んでみてくださいとしか言えません。

 

 

あらゆるところに「からくり」が仕組まれています。

そして、そのからくりが巻を増すごとに増えていき、最後に全て繋がる。

 

謎が謎を呼び、最後にすべての謎が解ける。

 

そんな漫画です。

 

 

とにかく読んでみてください。

この漫画の中には、人生が凝縮されていて、

これからの時代に必要な「人間らしさ」が詰まっています。

 

 

この漫画は、広く言えば、

「人形」と「人間」を対比させている物語です。

 

人形は感情がなくて合理的。

人間は感情があって非合理的。

 

感覚がない人形と感覚がある人間。

 

死を知らない人形と死を知る人間。

 

 

そんな対比構造が根っこにあって、

それらから「人間て何?」ってことが語られています。

 

 

僕らは今、たぶん、歴史上初めて、

「誰もが人間らしさについて考えないといけない時代」

を生きていると思います。

 

むかーしむかしから、「人間とは何か?」っていうことを考える哲学者はいましたが、

今は、全ての人が哲学者的な問いを考えなければいけない時代だと言えます。

 

それは、人工知能が出てきているからです。

 

それまでは、

「人生とか人間とか、考えたい人だけが考えたらいい。自分とは無関係の話だし、そんなこと考えた方が人生悩むでしょ(笑)」

という風に思う人もいただろうし、それでも別に不自由なく生きていけましたが、

 

これからは、人工知能が確実に発達してくるので、

その逆、「人間らしさ」というものが問われてきます。

 

それはつまり、「人生の意味」みたいなものです。

 

自分が生きている理由がわからず、

存在価値がないと思えてしまうのなら、

それは、機会と変わらないということですよね。

 

からくりサーカスで言えば、人形と変わらない人生です。

 

 

人形は人形で、

あの漫画の中では意思を持っていて、

「死なない永遠の命がほしい」みたいな、

よく漫画とかで出てくるキャラ的な存在なんですが、

そういう感情は人間の中にもあるものです。

 

死にたくない、歳をとりたくない、失敗したくない。

 

そういう気持ちがありますが、

それらを失ってしまったら人間ではなくなってしまいます。

そうなっては、人形です。

 

 

でも、そういう気持ちがあるのも人間。

 

その狭間で生きているのが人間で、

その理想と現実のギャップを埋めていかないと、

自分の人生というものは開けていないというのも真理の一つ。

 

 

真理って言葉を使いましたが、

人間らしさを探るということは、

人生の真理を探るようなものですね。

 

真理っていうのは数千年間変わらない原理原則的なもの。

 

 

それがこれからは考える必要性が出てきます。

 

「いやそんなこと言っても、人工知能が社会に浸透してくるなんて20年後とかの話でしょ」

と思うかもしれません。

 

確かに、1年後もわからないのに、

20年後のことを考えるなんて意味がありません。

明日すら、何が起きるかわからないのが日常なのに。

 

 

でも、20年後にインターネットが無くなっているわけはないと思うし、

これから先、人間は確実に今の技術を進歩させて人工知能も進歩していきます。

 

そういった時代に、

自分がどうかというのもありますが、

その時代を生きる子供たちに何を伝えていけるか?

っていうのを考えると、今、学ぶ必要性が見えてきます。

 

それに、結局、この問いは人生で一度は考えることになるものです。

 

 

そういったことを、

漫画『からくりサーカス』は教えてくれます。

 

これ、今ちょうどアニメ化されてきているんですが、

アニメは漫画をかなり凝縮して短縮して編集されているので、

入りとしては良いですが、絶対に漫画で読んだ方が良いです。

 

というか、漫画で読んでほしいです。

 

 

結構前の漫画なんですが、今読んでもなお学びになります。

これからの時代にこそ、価値が高まっていく漫画だともいえます。

 

 

また別の記事で、からくりサーカスについては扱います。

 

漫画はやっぱり面白い。

からくりの仕掛けが動き出したかのように、

僕の漫画のページをめくる手が止まりませんでした。

 

ほんと、一気に読んでしまいました全巻。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。